いつでも女性の味方!いま、助産師がブログを始める理由

ブログについて

はじめまして! 中堅助産師のLisaです。

突然ですが、皆さんは、女性特有の悩みを人に相談したことはありますか?思春期の初潮に始まり、性体験、妊娠・出産・育児、更年期、etc…、身体の話に限定しても、女性の悩みは尽きません。友達や家族に相談できないまま、不安を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

日本では、特に性に関してオープンになることがタブーとされている一方、個人の悩みに対応する専門機関が少ないという現状があります。私は、助産師(看護師)として周産期医療や性教育、保育などに携わるなかで、様々な世代の女性の悩みに触れる機会を得ました。日本中の…とまではいえませんが、画面越しでも、助産師を頼ってくれた誰かをサポートできたらなと思うようになったのです。

ここでは、私のような平凡な助産師が、ブログを始めるきっかけとなった理由を5つ挙げています。どれか1つでも引っかかるものがあれば、あなたの悩みを解決できるかもしれません。助産師はいつでも女性の味方!このブログが、助産師をもっと身近に感じてもらえるような場になれば嬉しいです。


自分の体を理解して、ケアしてほしい!

「周りの子より生理痛が重いかも…?」「最近なんだか動悸がするような…?」

意外にも、自分の体を理解していない女性は多いです。女性には、男性にはない器官・機能が備わっており、いわゆる女性ホルモンがそれらのバランスを保とうと働いています。自分の体や周期を理解していなければ、もちろん対応することは難しく、心身の不調に繋がります。ただし、女性の体はそれぞれオリジナル、周りと比べて判断することは難しいのです。周囲の理解を得られず悩むことも多いです。どういう状態であれば正常なのか、どういう症状があれば休息をとるべきなのか、改めて自分の体と向き合って、労わってあげましょう。

望まない性交渉、性感染症、妊娠を減らしたい!

「断るとパートナーの機嫌を損ねてしまう…」「1回で妊娠すると思っていなかった…」

“望まない妊娠”というと、未成年の話かと思われる方もいるかもしれません。しかし、これはどの年代の方でも、実際に問題になっているテーマです。ハッキリ言って、日本の性教育は、諸外国と比べて遅れています。この件については、助産師会が何度も国に問題提起していますが、今のところ何も変わっていません。子どもの頃から、発達段階に合わせて性に関する知識を蓄えていくことは、生きていくために必要な意思決定をする場面でとても重要です。学生だけど彼に嫌われたくない、望んでいない相手から強要される、妊娠をきっかけに夢半ばでキャリアを諦める、性感染症に命を奪われる…そんな悲しいケースを少しでも減らしたい。そんな思いから助産師・看護師・保健師が、地道に活動を続けている、性教育やピアカウンセリングについて広く知っていただきたいです。

妊娠・出産・育児中の女性を支えたい!

新型コロナウイルス感染症が蔓延し、妊産婦さんは苦境に立たされました。多くの自治体や産院などが、母親学級や両親学級を閉鎖したため、妊娠・出産に関する最低限の知識を学ぶ場が失われました。

自分や家族に病気が見つかったとき、まずはその病気について調べますよね?その病気が自分にどういう影響をもたらすのか、どうやって対処していけばいいのか、不安や恐怖からそれらを調べ始める方が大半だと思います。一方、お産についても「痛そう」「怖い」「未知の領域」というイメージがあるはずなのに、提供されるもの以外で積極的に知ろうとする方は、意外に少ないのです。もちろん、妊娠や出産は病気ではありませんが、母子の生命に直結する大変なリスクを伴うものです。日本の妊産婦死亡率は、外国と比べて極めて低い数値ですが、ゼロではありません。自分や赤ちゃんに何かあったとき、「知らなかった」「聞いていなかった」と後悔しても遅いのです。

といいつつも、何をどこまで知っておけばいいのかわからない!と思いますよね。私自身、助産師外来や母親学級など、限られた時間の中で、わかりやすい言葉で全てをお伝えすることができない葛藤が、ずっとありました。核家族化が進み、コロナウイルスの流行前から、出産は身近なことではなくなりました。また、妊娠や出産の経過はとにかく個人差があるため、一般的に知られている情報が、ご自身に当てはまるとも限りません。そこで、情報を丁寧にお伝えできる場を作りたいと、思いついた手段がブログでした。

たった一人しかいないあなたの、貴重なお産に関わらせていただく助産師は幸せ者です。このブログを通して、健康かつ安全に、感動のなかで赤ちゃんを迎えられるようお手伝いさせていただけたら、助産師としてこんなに嬉しいことはありません。

看護職を目指す若者をサポートしたい!

私は子どものときから、産科の看護師になるのが夢でした。助産師という職業を知ったのは、高校生のときです。看護師に関する情報は溢れているのですが、助産師は数が少ないこともあり、情報を集めることが難しかったのを覚えています。看護職を目指す方々に、体験談を交えつつ、有益な情報を発信していきたいと思っています。

海外のママさんたちをサポートしたい!

産婦人科で働いていると、外国籍の女性と関わる機会が多くあります。私を含めて英語対応できるスタッフがいれば担当するのですが、もちろん毎日勤務しているわけではありません。また、日本語と英語以外の言葉を話す方には、翻訳機器などを頼る必要があります。慣れない国で、少しでも安心してお産に臨めるように、海外のママさん向けの記事も作成していく予定です。



いかがでしたか?

少しでも関心のあるものがありましたら、今後更新する記事をチェックしてみてくださいね。皆さんのお役に立てるように、地道に活動していきます!
ニーズがあればどんどん盛り込んでいきますので、読んでいてわかりにくい点や、取り上げてほしいテーマなどあれば、お気軽にコメントいただければと思います。Twitterのリプ欄やDMからどうぞ!


お散歩するには、まだ少し肌寒さが残る今日この頃。花粉が飛ぶ時期は、アレルギーをお持ちでない方にも影響があります。お肌に炎症を起こしやすいので、お手入れはシンプルにするのがオススメです。それではまた次の更新でお会いしましょうー!

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